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平成27年度行政書士試験 記述問題解説
平成27年度行政書士試験 記述問題解説

行政書士試験お疲れ様でした。
LEC静岡本校行政書士講座の下平芳寛講師による、
記述問題民法の配点予想とコメントをお伝えいたします。

< 平成27年度 記述 民法 >

問題45
<解答例>

他主占有者新たな権原により更に所有の意思をもって占有を始めた場合。(34字)
   2点        8点           6点             4点

<コメント>
本問では、権原の性質上、他主占有が自主占有に変わる場合として、民法の規定上、「他主占有者が自己に占有させた者に対して所有の意思があることを表示した場合」の他に、どのような場合があるか、が問われています。
「 」内は民法185条前段がそのまま引用されていますので、同条後段の内容を条文の文言にしたがって答えればよかったわけです。
 同条は、行政書士試験受験生にとって、一般にそれほどメジャーでないかもしれません。実際、ここ10年間の過去問では問われていないようです。
しかし、LECの「ヤマ当て!オータムトーニング<民法>」P8では記述のヤマとして挙げていました。また、LEC合格講座のテキストにはP118に記載されていますし、横溝講師も同講座の補助教材である画面集を使って詳しく説明していました。さらに、彼のブログの試験直前の記事の中でも、「民法の要注意条文」として挙げていました。
私も、同条が他主占有から自主占有への転換を規律するものとして取得時効とも関連する重要条文であると位置づけていましたので、合格講座の中で説明するとともに、静岡校限定の「憲法・民法問題解答力養成講座(下平ゼミ)」でお渡しした「民法の要確認条文・判例リスト」の中でも記述のヤマとして挙げていました。
 ところが、実際には、多くの受験生の出来はあまり良くなかったようです。問題文に「権原」や「所有の意思」といった解答のキーワードになる語句が書かれていますので、それに気づくことができれば、それなりの部分点は確保できたと思うのですが・・・。
 どうやら、多くの受験生は、後述のように、問題46で得点した方が多かったようです。






問題46
<解答例>

Aは、C又はBを相手として、Cの出生を知った時から1年以内に、
      6点            6点
嫡出否認の訴えを提起すべき。(45字)
  8点

<コメント>
 本問では、婚姻関係にあるAB間においてBが懐胎し出生した子Cを、Aが自分の子でないことを確認するため、とるべき法的手段が問われています。
 「どのような手続をとるべきか」について
Cは、AとBが婚姻して3年後にBが懐胎し出生した子ですので、民法772条2項1項により、Aの子と推定されます。ところが、AはCとの父子関係を覆そうとしているわけですから、774条・775条により、嫡出否認の訴えを提起すべきことになります。
 この点、問題文の「両者は不仲となり別居状態となり」という事実を重視し、Cを推定の及ばない子であると認定した上で、父子関係を覆すには親子関係不存在確認の訴えによるべきであると考えた方もいたようです。しかし、そう考えると、「誰を相手として」(被告)及び「いつまでに」(提訴期間)という問いに、明確な条文をもって解答することができなくなるという不都合が生じ、出題意図から離れてしまうということに気づいて欲しかったです。推定の及ばない子とは、例えば夫が数年間海外に単身赴任中だとか刑事施設に収容されているなど妻が夫の子を懐胎することが外観上不可能であった場合の子をいうのであって、本問の場合はこれに該当しません。
 「誰を相手として」について
775条により、嫡出否認の訴えは、子又は親権を行う母を相手として提起することになります。「Aは~」と事例で問われていることから、BやCを用いて答えた方が望ましいでしょう。また、AB間の協議離婚に際して「BがCの親権者になることを求め、Aも了承した」とありますから、Bの前にわざわざ「親権を行う」と書く必要はないでしょう。書くと字数オーバーにもなります。
 「いつまでに」について
 777条により、夫が子の出生を知った時から1年以内に、提訴しなければなりません。ここも、問いに即して、AやCを用いて答えた方が望ましいと思います。
 この問題は、受験生の出来が比較的良かったようです。確かに、親族法という受験生にとって手薄になりがちな分野からの出題ではありましたが、択一過去問2010年問題34で問われており、LEC合格講座のテキストP342にも記載されている内容でした。加えて、LECの「記述60問解きまくり講座」の問題38がズバリ的中だったことも大きいですね。


※ 以上は、11月9日現在における、LEC静岡本校下平講師の個人的見解であることを
お断りしておきます。
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